おしらせ

助教の丸山先生がPlant and Cell Physiology誌に掲載

助教の丸山大輔先生の関わる研究がPlant and Cell Physiology誌に掲載されました。

新学術領域研究の西川班、丸山班および東山班の共同研究で、正常な胚乳形成には受精とカップルした精核融合が必要であることを明らかにしました。

本研究では、小胞体分子シャペロンHsp70であるBiP、およびその制御因子である小胞体Jタンパク質に関する変異株が示す種子形成異常の原因を明らかにするため、ライブイメージング解析を行いました。その結果、これら変異株の雌性配偶体では、受精後に中央細胞における精核融合が欠損していることが明らかとなりました。融合しなかった精核は、最初の胚乳核分裂の際に中央細胞核と融合します。しかし、クロマチンが凝縮したままの精核が分裂過程の核と融合するため、その後の胚乳核分裂が異常となることが明らかとなりました。本研究は、受精の際に精核融合がおこる意義を初めて明らかにするものであります。本研究の成果はPlant and Cell Physiology誌に背掲載されました。また、本論文は掲載号のResearch Highlightsに選ばれるとともに、本研究に関連する写真が掲載号の表紙に選ばれました。

 

 

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(写真:表紙)
Volume 61, Issue 1, January 2020(写真撮影:丸山大輔博士、横浜市立大学)

 

助教の丸山さんが第15回日本植物学会 奨励賞を受賞

第15回日本植物学会賞にて、新学術領域代表の東山哲也教授(名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所)が、<学術賞>を、公募研究班の丸山大輔助教(横浜市立大学木原生物学研究所)が<奨励賞>を受賞しました。

<学術賞>
東山 哲也 教授(名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所)
「ライブセル解析による被子植物の生殖機構の解明」

<奨励賞>
丸山 大輔 助教(横浜市立大学 木原生物学研究所)
「新奇の細胞融合現象による花粉管誘引停止メカニズムの解明」

授賞式は、日本植物学会第82回大会にて、平成30年9月15日(土)に行われました。

◆詳細はこちらをご覧ください → 日本植物学会HP

 

殿崎さんの総説がFrontiers in Plant Scienceに掲載されました。

*Tonosaki K, *Kinoshita T. Possible roles for polycomb repressive complex 2 in cereal endosperm. Front. Plant Sci. 6:144 eCollection (2015)

ポリコーム複合体は、ショウジョウバエで発見され、植物ではシロイヌナズナで多くの知見が蓄積しています。複合体の構成因子のいくつかは種子形成時の胚乳発生に重要な影響を与えるため、種子を食糧としている穀類での機能解明が求められています。本総説では、これまでの穀類での報告に関して、シロイヌナズナのポリコーム複合体構成因子と比較して、機能的な類似性や違いをまとめたものです。